良い仕事をしてほしいなら/経営コンサルティング会社社長の手法
あの人の仕事は、早く進めてあげようとか、丁寧にしてあげようとか、過剰とも言える対応をしてしまう事がありますね。逆に、あの人の仕事は、後でいいやとか、できればやりたくないとか、モチベーションが保てない事もありますね。
発注者が誰かでのモチベーションへの影響は大きいです。また、多くの仕事の良し悪しに、モチベーションの高低が影響します。
・モチベーションが高まる仕事の発注者は、自分に期待してくれている人ではありませんか?
・モチベーションが保てない仕事の発注者は、自分に期待しておらず、興味も持ってくれない人ではありませんか?
たいていの人には、期待されると嬉しい。期待に応えたい。という欲求があります。
・相手に、良い仕事をしてほしいなら、相手に期待する努力をし、期待している事を伝える。
・チームで良い仕事をしたいなら、メンバーに期待する努力をし、期待している事を伝え、メンバーに期待される様に努力をする。
具体的な手順としては下記の通りです。
①尊敬・期待できる部分を探す
②尊敬・期待していると伝える
③目的・期待値(目標数値)を伝える
④進捗や成果を確認する
⑤期待値と比較し、次のように行う
□期待値よりも低い場合:期待値以下だと伝える・原因を明確にし改善する
□期待値程度の場合:期待値程度だと伝える・もう一段上の目標を提案する
□期待値以上の場合:期待値以上だと伝える・もう一段上の目的と役割を提案する
しかし、これが通用しない相手もいます。どうしても自発的になれない人もいます。その場合、ビジネスライクに考え、どこまで労力や時間を割かずに付き合って行けるかに拘れば良いと思います。